人間が変わる方法

経営コンサルタント大前研一さんによれば、「人間が変わる方法は3つしかない」という。
その3つとは、

1.付き合う人を変えること
2.時間配分を変えること
3.住む場所を変えること

だという。

私が変化できない理由はなんだろうか。
付き合う人も意識していたし、時間配分を変えてもいた。
住む場所も変えてみた。

解くべき課題に時間を多く使えば解けるのだろうか。
私の場合、時間を使えば使うほど集中力がなくなり、
ほかにやりたいこともあるのに、
成果があがらないことが多かった。

時間と、手間暇と、お金をかけたのに成果が上がらないことに
苛立っていたのだ。

どうすれば解決できるだろうか。

物事に取り組むにあたって、
集中しなければならないと思っている。

私は他者より劣っていると思っている。
私は他者より秀でるために、
努力しなくてはならないと思っている。
私は集中力がないと思っている。
私は、失敗すると思っている。
成功するためには、頑張らなくてはならないと思っている。
成功するためには、他にやりたいことを犠牲にしなければならないと思っている。
成功するためには、努力しなくてはならない思っている。
成功するためには、完璧にやり通さなければならないと思っている。
成功するためには、苦しまなければならないと思っている。
私は、成功したいと思っている。
成功することは善、失敗することは悪だと思っている。

これらはすべて本当だろうか。

すべて、自分自身の思い込みではないだろうか。

一体、誰が成功と失敗を決めるのだろうか。

他人が決めるのか、というとそうではない。

他人が決めた評価と自分自身の評価は一致しないことが多いし、
何より他人の評価を得るために行動しているからではないからだ。

言い換えると、他人が決めた成功なんてものに意味はない、と
私は思う。

自他ともに成功と言えたら、それは最高だけどね。

つまり、自分で自分をジャッジしているんだよ。

自分で自分の行動に対して、あれは良い、あれはダメだとか。

そんなことを10数年も繰り返してきたから、
心がついていけていないのだ。

自分で行動評価することは、次に活かすという視点ではよいけれども、
常に監視されている状態においているから、
あまりいいものは作れないかもね。

いいものを作るときは、ただ無心で楽しみながら作るときだから。

評価とかそういうのは関係なしに、ただ、自分の作りたいものを作る。
それが楽しくって。

他人の目とかを気にした瞬間、ダメになる。

それが自分自身になると余計タチが悪い。

どれだけ頑張っても自分自身にダメ出しを受けるわけだから。

疲れてきちゃうよね。

仕事っていうのはどうしても、他人の評価が入ってくるから、疲れる。
好きにやらせろ、ってね。

そう、他人の目を意識せずともやれるようになったらいいなあ。